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永田町通信
(H20.07.02)
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 今年の通常国会も6日間延長して6月21日に閉幕した。衆・参ねじれ状況の中で野党が「党利党略」の戦術を取ったため、厳しい国会運営を余儀なくされた。政府提出の法律案の成立を見ると78.8パーセントであったが、昨年の常会からみると13パーセントも下回っている。会期末になって民主党は、参議院で福田総理に対する問責決議案を提出し、それが可決されたことを理由に、会期があったにも拘わらず一切の法案審議を拒否し続けた。このため、政府は「日本・東南アジア諸国連合経済連携協定」等6件の条約が憲法の規定による自然成立に必要な6日間会期を延長したものである。
 いよいよ世界の首脳が一堂に会する北海道洞爺湖サミットが7月7日から9日まで3日間開催される。この主要国首脳会議に出席されるのは福田首相の他アメリカのブッシュ大統領、フランスのサルコジ大統領、イギリスのブラウン首相、ロシアのメドべージェフ大統領、ドイツのメルケル首相、カナダのハーバー首相、イタリアのベルルスコーニ首相、EUのバローゾ委員長である。そして、第1日目はG8首脳はアフリカを代表する9人と「アフリカに関する拡大会合」を開催する。第2日目はG8首脳だけで「国際政治安全保障や国際経済全般」にわたり討議される。第3日目は気候変動問題(地球温暖化問題)などを討議するため「主要経済国首脳会議」と「新興国等との拡大会議」が開かれることになっています。この洞爺湖では、全ての首脳会議に福田総理が出席して議長を務める。洞爺湖にはG8の首脳の他アフリカや新興国の首脳、国際機関の代表など30人近い政治家や代表が来られるのであるから福田首相は世界の政治的重心の目をひきつけ、友好的に成果を上げなければならない重大な責任を背負っていると思います。日本の発信力を強め、我が国の存在を世界にアピールする千載一遇の機会であります。日本が最重点に掲げている地球環境問題では立派にリードすること成功することをを祈っています。

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