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永田町通信
(H19.4.11)
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 統一地方選挙の前半が終わった。全国の注目を集めた東京都の知事選は現職の石原慎太郎氏が前宮城県知事の浅野四郎氏らを大差で破り圧倒的な強さを見せたが、この裏には公明党の強力な支援があったからである。選挙戦で浅野氏は、五輪招致の中止を訴えたが、対抗軸として争点とはならなかった。石原氏は都知事2期の実績と知名度で他を制した選挙であったと言える。この前半の選挙で見る限り、大きな番狂わせもなく落ち着くところに落ち着いたといえる。22日の後半選挙が終わってみないと評価はできないが、地方選挙は日本人の常識良識によって、あまり大きな変化はないと思うが、その次にくる7月の参議院選挙では政権が変わりかねない重大な要素を含んでいる。だから民主党代表の小沢氏は参議院の議席を1つでも多く積み重ねて与党勢力を過半数割れに追い込もうとして自らの政治生命を懸けて現地に乗り込み先頭に立っている。党務も人事も政策も全部菅副代表と鳩山幹事長に任せきりである。小沢氏が民主党の代表に迎えられたのは「選挙の神様」と言われていたからである。しかし、今までの実績を見ると余り威張れたものではない。もし、小沢氏で参議院選に負けたら政界を引退する覚悟であるとの噂も耳にする。参議院選に勝つためには、どんな手段をも辞さない。この覚悟が国民全体に響くと怖いような気もするのである。今月22日予定している参議院の補欠選挙が、福島と沖縄であるがこれが来る7月の参議院の通常選挙を占うに適していると思われる。

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