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永田町通信
(H18・3.22)
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 今、開かれている通常国会も会期半ばであるが、順調に進み新年度予算は衆議院を通過して参議院では来週始めに可決成立する。国会での審議には何もなかったように静かな状況が続いている。これも、国会議員の三分の二を占める与党の目に見えない 圧力ではないかと感じている。だからといって、「四点セット」と言われたマンショ ンなどの耐震強度偽装、防衛施設庁等の官製談合事件、米国産の牛肉問題、の3点は完全に終わったわけではない。ライブドアメール事件だけは、民主党と永田議員が自民党及び迷惑をかけた本人に謝ったので一応は区切りがついた。この偽メール騒動が全てを吹き飛ばしてしまったように見えるが、しかし政府・自民党の側も胸を張れたものではない。ライブドア事件は、「我が息子」とまで総選挙で堀江前社長を持ち上げた武部幹事長と前社長との親密な関係が問題となったのではないだろうか。ともあれ、このような低調な国会では野党の存在価値が疑われる。野党第一党の民主党にも、もっと元気がなくてはならないと思う。小泉政権が後半国会の目玉と位置付けている行政改革推進法案が3月10日提出されましたがその内容には、8政府系金融機関を統廃合で1つにする。31特別会計の統廃合で20兆円を捻出する。国家公務員を5%以上純減する。地方公務員を4. 6%以上純減する。国の資産をGDP比で2分の1にする。等々国民に直接少なからぬ影響を与えるものばかりである。もっともっと活気ある論戦を望む。

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