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永田町通信
(H17・02.07)
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 今年11月15日は、自由民主党が結成されて、50年になる。50年前の昭和30年には、左派社会党と右派社会党が合同して日本社会党となり、自由党と日本民主党が合同して自由民主党となった。いわゆる55年体制が出来た年である。 自民党は、一昨年秋の総選挙で、今年の立党50年までに新憲法草案をまとめることを国民に約束している。そこで我が党内に設置された新憲法起草委員会の初会合が1月24日開かれ起草作業が本格的にスタートした。この起草委員会の委員長である森喜朗前総裁は、草案を起草するに当たり各階各層の国民が幅広く議論に参加する形で進めることを重視して、同委員会の下に総裁・議長経験者や民間の有識者をメンバーとする顧問会議を設けると共に、委員には衆参両院の国会議員・ブロック選出の地方議員・民間団体の有識者で構成する。また、天皇、安全保障、国会など十の小委員会を設置し、テーマ別に議論を行う、としている。
 小委員会は次のとおり1,前文に関する小委員会 2,天皇に関する小委員会 3,安全保障及び非常事態に関する小委員会 4,国民の権利及び義務に関する小委員会 5,国会に関する小委員会 6,内閣に関する小委員会 7,司法に関する小委員会 8,財政に関する小委員会 9,地方自治に関する小委員会 10,改正及び最高法規に関する小委員会。これら各小委員会は3月末までに委員会に報告し委員会は4月末までに委員長の試案として、条文化するとしている。その後、新憲法制定に向けて国民運動を展開する。今年秋の立党50周年に向けて忙しい大切な時期を迎えている自民党であるが、野党も国会で「政治とカネ」ばかりでなく国の基本を決めることに力を入れて貰いたい。

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